消費者庁が詐欺被害防止のために作った啓発ビラ。身に覚えがない請求は「無視するのが正解」

 大手通信関連会社の社名をかたり、架空料金をだまし取る詐欺が相次いでいるとして、消費者庁は11日、注意を促した。

 消費者庁によると、使われている社名は、「NTTファイナンス」と「NTT」。「+1」から始まる国際電話番号や、「050」から始まるIP電話番号から携帯電話などにかかってくる。

 電話に出たり、かけ直したりすると、会員サイトやアプリの利用料金が未納になっていると告げられ、コンビニエンスストアで電子マネーを購入して、支払うよう促される。支払いに応じると、別の団体名を使い、さらに請求を繰り返してくる。複数回にわたり計約4千万円をだまし取られた60代の男性がいた。

 「このまま支払わないと裁判…

共有